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COLUMN コラム

名画から選んだ美しい英語

2016.07.04

「名画から選んだ美しい英語」(118)

原島 一男

“Being the Vice President is better than being the President.”
「副大統領になるのは大統領になるよりいい」
(ザ・コンテンダー)

映画の中で話されている、上品で丁寧なフレーズをそのまま紹介する連載。
任期の途中で亡くなったアメリカ副大統領の後任として、エヴァンズ大統領(ジェフ・ブリッジス)は女性上院議員のレイン・ハンソン(ジョーン・アレン)を後継者に指名します。レインは小学生の息子ティモシーを伴ってホワイトハウスを訪問します。大統領とティモシーの会話。

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PRESIDENT: Your mommy tells me that 「ママに聞いたけど、
you know more about the Presidents 君はほとんどの大人よりも
than most grownups. 大統領のことを知っているんだってね」
TIMOTHY: I like to study them. 「大統領のことを勉強するのが好きなの」
PRESIDENT: Mmm. Me too. 「ほーう、ぼくもだよ。
You must be very proud of your Mom. ママのこと、誇りに思っているだろう」
TIMOTHY: Year. Being the Vice President is better 「うん。副大統領になるのは
than being the President. 大統領になるよりいいんだもん」
PRESIDENT: Oh, I’m sure you're right. 「そうだろうな」
TIMOTHY: Because nobody wants to shoot 「何故かっていうと、
the Vice President. 誰も副大統領を撃たないからね」

-「ザ・コンテンダー」(The Contender 2000 監督/ 脚本:ロッド・ルーリー)
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・“Me too.”  =「ぼくもだ」と相手に同意する表現
・most grownups =ほとんどの成人
・being ~ =~という存在/~であること
・I'm sure you're right. =きっとあなたは正しい。 →「そうだろうな」

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原島 一男

Kazuo Harashima

PROFILE
一般社団法人内外メディア研究会理事長、ノンフィクション作家。慶應義塾大学経済学部卒業。ボストン大学大学院コミュニケーション学科に留学後、1959年NHKに入局。国際局で英語ニュース記者・チーフプロデューサーを務める。定年退職後、山一電機株式会社に入社、取締役・経営企画部長などを務める。現在、英語・自動車・オーディオ関連の単行本や雑誌連載の執筆に専念。日本記者クラブ・日本ペンクラブ会員。『店員さんの英会話ハンドブック』(ベレ出版)、『オードリーのように英語を話したい!』(ジャパン・タイムズ)、『なんといってもメルセデス』(マネジメント社)など、著書多数。

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