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2016.09.26
原島 一男
映画の中で話されている、上品で丁寧なフレーズをそのまま紹介する連載。
1950年代の人気エンターテイナー・デュオのラニー・モリス(ケヴィン・ベーコン)とヴィンス・コリンズ(コリン・ファース)がコンビを解消したのは若い女性の死をめぐるスキャンダルが原因でした。その事件から15年経った1972年、ロサンゼルスの女性ジャーナリスト、カレン・オコナー(アリソン・ローマン)は、この事件に興味を持ち、真相の究明に乗り出します。そのとき、カレンはジャーナリストだった父親の言葉を思い出します。
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KAREN: My father always told me nothing had meaning 「父はいつも言っていました。
unless it could be put on the record. 何でも記録に残さなければ意味がないと、、、。」
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-「秘密のかけら」(Where the Truth Lies 2005 監督・脚本:アトム・エゴヤン 原作:ルパート・ホルムズ)
知り得たことを記録に残すために、カレンは、精力的に、ラニーとヴィンスの関係者やモーリーンの母親などを取材します。その結果、二人の華やかな生活の裏側が見え始め、隠された事実が判明します。
・ unless 〜 = 〜でなければ、
・ Nothing had meaning unless it could be put on the record.
=「記録に残さなければ何も意味がない」
・ record =記録/記録すること、最高記録を作る、音楽や画像などを録画/録音するなど。
非公式に/オフレコ = off the record
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原島 一男
Kazuo Harashima