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2016.10.24
原島 一男
映画の中で話されている、上品で丁寧なフレーズをそのまま紹介する連載。 アメリカ・カンザス州の夏の楽しみはピクニック。その日、職を求めて無一文でやってきたハル(ウイリアム・ホールデン)は、町一番の美人マッジ(キム・ノバック)に出逢います。そんなときに、マッジの母が遊び盛りの娘マッジにさとす言葉です。
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FLO: | A pretty girl doesn’t have long - just a few years. |
「女はきれいでいる時間は長くないのよ。 ただの2~3年よ」 |
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MADGE: | I’m only nineteen. | 「私はまだ19だもの」 |
FLO: | And next summer you’ll be twenty, and then twenty-one, and then forty. |
「次の夏には20、 それから21、そのあとは40ですよ」 |
MADGE: | You don’t have to be morbid. | 「そんなに憂うつになることはないわ」 |
-「ピクニック」(Picnic 1955 監督:ジョシュア・ローガン 脚本:ダニエル・タラダッシュ)
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morbid = 不健全な/病的な
ピクニックの夜、マッジとハルが顔を見合わせて踊るシーン。
曲はムーン・グロウ。平和で豊かな1950年代アメリカの風物詩とも称される名場面として記憶されています。
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原島 一男
Kazuo Harashima